コスプレ衣装製作講座(初級編)

「コスプレはやってみたいが、衣装が作れないから・・・」というのは、「恥ずかしいから」と共に、コスプレの道に入れない理由としてよく上げられますが、

そんな悩みを「無法地帯」の管理人達が、ぶっ飛ばした上に悪の道に引きづり込もうという、ハートフルなコーナーです。

第3回目は、「衣装の調達」です。

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衣装の調達

 さて、実際に衣装制作に入るわけですが、よく考えると私、ここ数年衣装を作ってません。

 なのに、今でもコスプレーヤーとして活動していられるのには訳があります。

 今回は、この訳についてのお話。


 コスプレーヤーというからには、衣装がないことには話になりません。
 黒服コスプレが中心の私とて、それは同じ。

 とはいえ、必ずしも自分で衣装を作らねばならないかというと、そうではありません。
 要は衣装を調達できればいいのです。

 衣装の調達の仕方には概ね以下のような方法があります。  

 1.自分で作る
 2.既製品を改造する
 3.作ってもらう
 4.買う
 5.借りる

 私的には1〜3までを「コスプレーヤー」、3〜4までを「コスプレモデル」と思っています。
 コスプレーヤーのランクだと思っていただいても結構です。(1が一番高い)

 COSPLAYのPLAYは「〜する」「〜の役割を務める」という意味はもちろんの事として、「遊ぶ」という部分も重要という持論から、作るところから着るところまで満喫している「1」が一番素晴らしく、また熟練していると思うわけですな。

 一般の評価とは著しく異なる場合があるので、軽く流して下さい。

 逆に言えば、5から逆順で試していく方が初心者には向いているともいえるかも?


 ちなみに現在の私は2〜3あたり。
 髭やカラーフォームなどでキャラづくりをするので、既製品を改造するというよりも、「自分を改造する」って方が近いかも?


 閑話休題


 簡単に衣装調達方法を、それぞれを説明していきましょう。

5.借りる
 同人世界も多少の期間いればコスプレーヤーの知り合いの一人や二人いそうなもんです。
 コスプレ入門としては、そういう知り合いから借りてやってみるってが手っ取り早い。

 実際、友人に衣装を着せられてコスプレデビューって方は結構多いですしね。

 ただ、いつまでも借りているようじゃ駄目駄目です。
 人に衣装を貸すのが嫌な人もいますし、人の物なので、どうしても動きや時間などに制限が出てきます。

 コスプレの雰囲気に慣れたら、早く上のステップを目指しましょう。


4.買う
 コスパショップ等、専門店から買う。

 自分の所有物なので、好きなように使えるのが利点。
 難点は値段が高いことと、オリジナリティーに乏しいことですな。

 オーダーメイドでオリジナリティーを高めると値段も高まってしまうという諸刃の剣。
 初心者にはお勧めできない。

 純粋に中身勝負になっちゃうので、キャラの立ってない人や容姿に自身の無い方も避けた方が無難かも?


3.作ってもらう
 友人などに制作を依頼する。(当然、代金は払う)

 専門店から買うよりは比較的安く上がり、ある程度、自由が利くので(いろいろな意味で)自分にあった物が出来るのが利点。
 そういう物を作ってもらえる人間関係のネットワークを持ってるという点もポイント高いですね。

 難点は、制作者の技能によって出来が左右されてしまうこと。
 これは自作の場合にもいえるので、その点も「個性」と割り切ったほうが良いかも?

 ちなみにネットオークションは2と3の間くらいですね。


2.既製品を改造する
 ここからがコスプレの楽しみといっても過言ではないかも?

 全部手作りするほど技能の無い人でも、既製品を改造するとなると、意外と簡単なもの。
 ここでいう既製品とは「一般で売っている衣服等」のことです。

 コレをアレに使えるのでは?などと、普通の買い物に行っても視野が広まるのがポイント。

 私の黒服コスプレなどもジャンル的にはコレですね。
 例をあげるとセバスチャン(To Heart)だと。
 1.礼装用シャツと蝶ネクタイをする。
 2.礼服(黒)を着る。
 3.だて眼鏡をかける。
 4.白のカラーフォームで髪を白髪にする。
 5.パーティーグッズの髭も白くして装備。
 6.お好みで胸にハンカチ、カフス、礼装用手袋などを追加。

 ほほえましいほど自分で作ってねぇ。


 斎藤一(るろ剣)の衣装ですら
 1.既存のジャケットの襟を立てるとスタンドカラー風になるので、カラー部分を補強。
 2.肩に部品を追加。
 3.ジャケットと同色のパンツを履き、ジャケットの上からベルト(幅広)を締める。
 4.手芸用の黒テープを、こより状態にして髪ピンで前髪に固定。
 5.礼装用の白手袋とをして、煙草で完成。

 やっぱり、ぜんっぜん、作っちゃいねぇ。

 こうやって聞くと、意外と簡単に出来そうでしょ?
 ぜひ、お試しあれ。


1.自分で作る
 この辺は、私なんぞよりもっと詳しいサイトが多いでしょうから省略。
 2でも言えることですが、コスプレはそのキャラのポイントになる部分さえ押さえておけば、厳密に同じ衣装じゃなくても、まわりからはちゃんと見えるものです。

 あと、小物を持つことでキャラがグッと引き立ちます。
 コスプレ対象キャラの愛用品などは必ず用意しましょう。
 ある意味、衣装より重要です。

 こうやって衣装にあまりこだわりを持たないからいつまでたっても二流コスプレーヤーなのよねぇ。私。

 ま、習うより慣れろということで、自分で出来る位置から始めていくのが良いのではないでしょうか?
 以上、衣装調達講座でした。


 今回はまともでしょ?

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黒服のススメ

 さて、とりあえずコスプレをやってみようという気になったときの最初の障害は、何をさておいても衣装

 作るか買うかして何とか用意しなければ・・・って、考えるのが普通ですが、ちょっと待たれい。

 いきなり大技にチャレンジするのも漢らしくて良いですが、ここは一つ、気楽にできるコスプレについて考えてみましょう。

 明確な目的となるキャラクターがいるなら別ですが、とりあえず簡単なものをやって、コスプレに身体をならしておきましょう。

 足つったりしたり、心臓麻痺おこしたら困るでしょ?


 そんな時にオススメなのが黒服
 っていうか礼服。

 できれば三つ揃い(ジャケット、ベスト、スラックス)のやつが「ぐぅ」。

 自分のがなければ、親兄弟や親戚のおじさんなどから借りましょう。
 意外と古くてサイズが合わなくなったやつとか、余ってるものです。

 さて、この黒服でなにができるか?って話しになるんですが、これが以外と汎用がきくのですよ。奥さん。

 管理人達やその周辺の人達がやったものだけでも、デューク東郷(ゴルゴ13)、次元大介(ルパン三世)、工藤(探偵物語)、バンコラン(パタリロ)、セバスチャン(To Heart)、レオリオ(HUNTER×HUNTER)、サンジ(One Peace)、(うしおととら)、ウォルター(ヘルシング)、中将長官(ジャイアントロボ)、マスク・レッド(ジャイアントロボ)、アルベルト(ジャイアントロボ)、ブルースブラザーズM・I・Bなどなど、多分探せばまだあるでしょう。

 ちょいとメジャーな作品なら、作中や扉などで黒服を着込んだ絵なんかは結構あるもんで、アレンジ・コスと言い張って、黒服で無理矢理そのキャラクターのコスプレをやるって手もあります。

 芸能系でもありそうですねぇ。

 簡単な上に、同じ黒服系のキャラをやるなら、着替えなくても小物の付け替えで別のキャラができるというメリットも・・・

 逆にデメリットは、あまり目立たないということ。

 人混み系の場所だと、ちょっとわかりずらいですね。
 髪の色が黒じゃないキャラならそうでもないんですが・・・


 とりあえずやってみる。って時にはお得なこの黒服。

 是非一度おためしあれ。

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