コスプレ衣装製作講座(入門編)

「コスプレはやってみたいが、衣装が作れないから・・・」というのは、「恥ずかしいから」と共に、コスプレの道に入れない理由としてよく上げられますが、

そんな悩みを「無法地帯」の管理人達が、ぶっ飛ばした上に悪の道に引きづり込もうという、ハートフルなコーナーです。

第3回目は、「黒服のススメ」です。

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コスプレをするキャラクターの選び方

 と、いうわけで、入門編の第一章として、「コスプレをするキャラクターの選び方」について、お話しましょう。
 まず、自分がコスプレするキャラを選ぶポイントとしては

 1.自分が好きなキャラクターを選ぶ
 2.自分にあったキャラクターを選ぶ
 3.ウケをねらう

 が、あげられます。(初心者用として)
一つ一つ説明していくと、

1.自分が好きなキャラクターを選ぶ
 とりあえず、これは当たり前ですね。
 わざわざ嫌いなキャラクターを選ぶ必要はありません。(「3.ウケをねらう」を重視する場合は除く)
 なんせ、「コスプレは心」ですので、自分の好きなキャラクターのコスプレをするとなれば、衣装作りや、ポーズ研究なんかも力が入るってもんです。
 好きなキャラクターゆえに、すでに衣装の資料などを持っている可能性が高いという、現実的な理由もありますが・・・

2.自分にあったキャラクターを選ぶ
 以外と大事なのが、これ。
 「自分にあった」というのは、背格好や雰囲気、性格などを含みます。
 できれば男性は性別も気にして欲しいところですが、何事にも例外 に該当する人はいますし、「3.ウケをねらう」という手段もありますので、あまり気にしなくても良いでしょう。
 ただ、一部の例外を除いて、「陰口」だけは、覚悟完了しておきましょう。
 「自分にあった」キャラクターを選ぶメリットとしては、衣装等にそれほど手をかけなくても、それらしく見えるというのがあります。
 極端な例をあげるとすれば、コスプレするキャラと髪の長さが大体同じであれば、「ズラ(カツラ)」をかぶらなくてもすむ。といったところでしょうか。
 また、「自分にあった」キャラクターをやることによって、「キャラがハマってますね。」とかいって、声をかけられやすくなるという、メリット(友人を増やしたい人、写真を撮ってもらいたい人用)があります。
 デメリットとしては、あまりにもハマりすぎると、それが「通り名」になってしまい、イベント会場での知り合いに、
「道ばたで、大きな声で、キャラクターの名前で、呼ばれてしまう。」
という悲劇(喜劇)がおこる場合があるので、気をつけましょう。

3.ウケをねらう
 これには、二つの意味があり、「笑いをとる」という意味と、「ウレセンのキャラクターをねらう」という意味があります。
 両方とも、「コスプレを通じて友人を作りたい」という人にはオススメです。

 後者については、いくら好きなキャラクターでも、いきなりマイナージャンルのコスプレでデビューというのは、少し辛いものがあるので、とりあえず、「ウレセン」のキャラクターで友人を作りながら、場の雰囲気や、コスプレに慣れていくというのが、手堅いでしょう。

 ただ、この世界、「ジャンルの変わり目が、縁の切れ目」ということも、多々あるので、「人間不信」にならないよう、覚悟完了しておきましょう。

 また、前者については、程々にしておかないと、友人を作るどころかモノによっては、「半径2m以内に誰も近づいて来ない」もしくは、小さな声で「ヒッ!」と言われるなどという場合もあるので、注意しましょう。

 とりあえず、今回は、ざっと3つほど選び方を話してみました。

 もちろん、これ以外にも、選ぶ方法はありますが、これからは、入門編として、これら3つを中心とした、コスプレのやり方を説明していきたいと思います。

 その内容は、また次回の講釈で・・・

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PSY−10のキッカケ

 あれはそう、まだ20前後のころだったろうか・・・

 当時、緑のズボンに黒のタートルネック。それに緑のロングコートといった、カッコを好んで着ていた頃の冬の話・・・。

 そのころは、冬はわりと雪目になりやすいので、左右のつながったサングラスを愛用していました。

 髪型といえば、現在と同じ短めのオールバック。角刈りにも近い感じの髪型。

 そんな出で立ちで、同人誌即売会へ行った時の話です。


 特に目当ての本があったわけじゃないので、会場をブラブラとしていると、良く目に付くのが、「幽遊白書」の本。

 当時、全盛期といっても良いくらいの勢いでした。


 その中でも目についたのが「鴉×蔵馬 本」

 なるほどね〜とか思いながら、ふと頭にうかんだのは思いついたのが、自動車の中に置きっぱなしのUFOキャッチャーで取った「鴉のぬいぐるみ」


 「・・・コレをつけて歩いたら、何かリアクションあるかな?」
 と、なにげなくイタズラ心から、肩口にその鴉のぬいぐるみをつけて会場内を歩いてみました。

 すると、やっぱり、ソレ系のスペースなどからは、「あぁっ、鴉だ!」などのリアクションが・・・。


 「ふむふむ、やっぱり、リアクションはあるか・・・」などと一人変なことに納得しつつも、さらに歩いていると、「あぁっ、鴉だ!」のリアクションが別のものに・・・


最初は聞き取れず
「あっ、・・・だ!」

リアクションはあるものの、「鴉だ!」とは言っていない様子。
「・・ろ、だ!」
「・ぐろ、だ!」
「とぐろ、だ!」
「戸愚呂だ!」

と、何とか聞き取る。


「ふ〜ん、戸愚呂のコスプレをしてる人がいるんだ。」と思い、周りを見渡すが、それらしい人は見あたらない。

「?」と首を捻っていると、後ろからパタパタと人の走って来る足音が・・・

邪魔かと思い、横に避けようとすると、その足音の主である女の子が


「すいません!戸愚呂(弟)さんですよね!?」 と、一言。


「はい?!」と思いつつも、顔はポーカーフェイスのまま、頭は思考モードにチェンジ。


「戸愚呂(弟)?自分が?なんで?
 ・・・上半身は着ているが、サングラスに角刈り系の頭、緑のロングコート
 ・・・ふむ、戸愚呂(弟)のコスプレに見えないこともないか・・・勘違いしてるんだな。この女の子・・・・・・」

この間、0.3秒。

そして自分の口からでた言葉は

「はい。そうです。」

勢いでそう答えたあげく、写真までとられました。
サービス精神が旺盛なので、肩まで組んで・・・。


私服を戸愚呂(弟)に間違えられる・・・PSY−10がコスプレの道に入るきっかけは、コレでした。

さて、この実例から言えることは、

「コスプレをするには勢いが必要である。」

あなたも勢いに任せてコスプレデビューをしてみてはいかがでしょうか?

きっと新しい人生が待っているでしょう(良いか悪いかは別として)

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